ZOZOTOWNの前澤友作社長のインタビューをTwitter経由で読む機会があったので読んでみた。
該当記事はこちらから
限界まで使え。“世界の前澤”が語る「お金を増やす方法」はシンプルだった
結論から言ってしまうと、
「ZOZO前澤社長の言っているようにお金を使えば使うほど増える、は大間違い」ってことだ。
この記事の内容、結論を踏まえ私なりの経験談を踏まえた感想を書いていこう。
まず、
ZOZOTOWN前澤友作社長のインタビュー内容と主張はこうだ。
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・年間約35億円の配当収入がありながら、「いつもお金がない」
・限界までお金を使ったときに味わえる体験が、明日の自分の成長につながる
・お金を使った先になにがあるのかを想像して使う
・少しずつお金を使ってもたいした体験はできず、自分自身も何も変わらない
・人と違ったお金の使い方で得た経験が事業に活きる
・人間はお金が最優先になってしまうと行動が狭められるし、思考も広がらない。
・お金は自分が楽しいと思うことや、人を喜ばせるために使うと増える。
・だからどんどん使え!
世界の前澤友作、さすがにスケールが違うぜ!と驚く。
・・・と、同時にこの記事が広まる事に一抹の不安を覚えたんだよね。
どういう事か、詳しく書いていこう。
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本当にお金は使うと増えるのか
ZOZOTOWN前澤友作社長の言う通り、
本当にお金をどんどん使うとそれに比例して増えていくのか?
答えは・・・
NO だ。
これは間違いない。
もう少し詳しく。
自分の商品や事業を持っていない人がいくらお金をガンガン使ったって、お金は一円も増えない
ってこと。
前澤友作社長は、すでに株式会社スタートトゥデイという会社(ZOZOTOWNの法人)を持っている。
先にも書いたように、前澤友作社長は年間で配当収入が35億も自動的に入ってくるスーパー金持ちだ。
前澤友作社長のように、自分ですでに事業を成功させていたり、マネタイズできるサービスや商品を持っている人。
彼らはその事業なりを伸ばすために様々な経験をすべきだ。
もちろん、その経験をするにはお金が必要だろう。
そこに一般庶民では考えられないような〇〇億円などの金額を投入することによって、さらに新たなインスピレーションが湧いてきて事業に活かす事ができる。
結果的にZOZOSUITSのような新たな試みを始められたりできるし、さらに注目を浴びて売上や利益が上がる。
ZOZOSUITS、予約数100万件を突破。プライベートブランド「ZOZO」の初年度売上高200億円を目指す
だから前澤友作社長は「お金を使えばさらに増える」と言っているんだよね。
ここ大事。
この本質というか、エッセンスを理解せず、言葉だけ鵜呑みにすると一気に無一文になるぜ。
かつては私もバカなお金を使ったものだった・・・。
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お金を限界まで使ってもお金は増えなかった
よく自己啓発本や成功者の自伝などに、
「お金を使って体験を買え。使ったらまた稼げばいいんだ!」
などと、
ずいぶん庶民には聞きやすい夢のような言葉が並んでいるのを目にする。
(私もご多分に漏れず成功したい側の人間だから、こういう本には目がないんだ笑)
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当時30代前半の私は、この言葉を真に受け、アホみたいにお金を使った経験がある。
その時会社で携わっていたプロジェクトが、ライバル社に負ける形で白紙に戻った事があった。
6年位何とか継続していたんだけど、結局大手参入で即シャットダウン。
「おいおい。これって、今後資本のある大手がどんどん参入してきたら、全く勝ち目なくね?」
と、この時私は真っ暗な未来を一人想像して凹んでいた。
この時以来、自分でも何か始めないと家族を路頭に迷わせてしまうぞと勝手に危機感を感じ、自分で何か複業やビジネスを始められないかともがき始めた。
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丁度タイミングよく大学の友人で、非常に顔が広いH君と会う機会があり、事情を説明して多くの人と会わせてもらうようになった。
そこから私は夜な夜な外で飲み歩くようになった。
当然、人付き合いが増えれば、交際費も嵩んでいく。
でも、お馬鹿な私は
「今こうして飲みに行ったり、おねーちゃんがいるお店に来ているのは、体験を買っているんだ。」
「使った分だけまた稼げばいい」
「ここで人脈を作っておけば、今後事業を開始した時になにかとメリットがあるだろう」
と、自己啓発本にある言葉や成功者の名言を
完全に自分勝手な思考回路で解釈し、夜のお店で湯水のごとくお金を使った。
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だが、私の期待も虚しく、私のお金で飲んだお酒は未来のお金を生むこと無く、
オシッコとして便所に消えていった・・・。
そしてその次の月。 カード請求額はなんと・・・
・・・ 98万!(普段は10万もいかないのに)
なんてこった・・・
明細には〇〇観光とか、「ラウンジシャンデリア」とか、横文字のよくわからないお店の名前が並んでおり、私の虚しさをさらに増長させてくれた。
俺は家族のためだと自分を正当化しながら、こんな金額をドブに捨てたのか・・・
・・・結局その金額で得たものは、二日酔いと、オシッコの切れの悪さと、
そして痛風発症だった。
「あれ?お金ガンガン使ったんスけど、減るばかりで全然増えないんスけど」
「お金増やさないで、尿酸値増やしてどーすんスか?」
自分で自分を説教してやった。
やっとなんかおかしいなと理解し、考えを改め(もちろん妻には泣かれた)、付き合いをすこしずつ減らし、お金を使わないようにしていった。
当然のごとくその時付き合っていた人たちとも関係が薄れていく。
最終的に残ったのは、どっかの量販店で買ってきた、酒でシミだらけの
「本日の主役」という馬鹿げたタスキ だけだった。
私は当時の事を忘れないように、今でもこのタスキを引き出しの奥にしまってある。
お金にはちゃんと使い方があるんだと30歳越えて痛感して得たのが痛風なんて、アホ丸出しである。
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お金を生み出す資産にお金を使え
ZOZOTOWN前澤友作社長の言葉やお金に対するスタンスも、少し考えれば
「お金を生み出す生産設備に、前澤友作社長のお金と体験というリソースを投入してさらにお金を生み出している」
という事に気がつくはずだ。
お金を生み出す生産設備とは、とどのつまり
「資産」の事。
自分で考えたオリジナルの商品やサービス、不動産や一部の金融商品なんかもそうだろう。
(投資や投機になる金融商品なんかは元本割れする恐れがあるからあまりオススメしないけど)
この辺りはVoicyのサウザー氏の番組を視聴すると詳しく解説してくれているので興味あれば是非。
自分で作ったオリジナル商品やサービス、不動産などにお金を投入してさらにお金を生み出す以外に、お金を使ってお金をさらに生み出す方法なんて僕は知らない。
「よっしゃー。ZOZOTOWN前澤友作社長の言う通りガンガン使ったるでぇ!」
と、かの有名な3大浪費である
「飲む(お酒)」
「打つ(博打)」
「買う(オンナ)」
にお金を使っても、
なぁんにも生まない。ゼロ。
その場の楽しさや快楽は得られるだろうけど、そんなの次の日起きたら消えてるだろうし、経験の上積みになんかには絶対にならない。
(私が大枚はたいて経験したから説得力あるでしょ笑)
あとは負債が増えるだけ。
カードの支払い、バクチの負け分、カネがなくなればオンナは去っていく。
結論。
自分の都合のいいように前澤友作社長のインタビューやその言葉を解釈するのはとっても危険。
この危険信号を感じたから、私は冒頭で書いたように前澤友作社長のこの記事を読んだ後に一抹の不安を感じたのでした。
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まとめ
こうしてインターネットを通じて、前澤友作社長のようなビジネス界で活躍している社長の考えにテキストを通じて触れられるのはとっても良いことだと思う。
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テキストコンテンツの魅力
ただ、彼らのような考えやお金の使い方、人生哲学に至るまでには、
・地道な努力
・周囲のサポート
・折れない信念
・運
があるってことを僕らは決して忘れてはならない。
話題の記事。 この内容を真に受けて闇雲に有り金全部使ってもダメ。自分を高める分野の最高峰に使って経験を買うならいいと思うけど。飲む打つ買うに使っても何も残らんよ。https://t.co/GSy9MDp3gy
— カズヤ@アラフォー戦士 (@make_it_smaaart) 2018年5月16日
じゃないと、
私みたいにクッソ高いオシッコを毎晩トイレに垂れ流す羽目になるぜ。
前途ある若者がそうならないことを心から願う。
おわり
追伸
この記事を書いたあと、久々にあの「本日の主役」タスキをもう一度見ようと探してみたら
・・・ 無い。
おかしいなと妻に確認したところ、
「あぁ、あれね。クサイし汚いから捨てたよ。あんなの引き出しの奥の方に入れとかないでくれる?怒」
・・・断捨離完了。
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