【ブランド人になれ!】読書感想〜田端信太郎は走ることを決してやめないウルトラマラソンランナーである
現実世界のビジネスでも、ツイッター上でも何かと話題の田端信太郎氏。
先日ZOZOREVOLUTION関連の記事をいくつか書いたが、田端氏はそのZOZOの本家である株式会社スタートトゥデイに現在在籍している。
そんな田端信太郎氏が今回出版したのはこちらの書籍。
ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言
早速この本を読んでみた感想を今回は書いてみようと思う。
田端さんはZOZOに勤務しています▼▼▼
→【#ZOZOREVOLUTIONで発表したZOZOビジネススーツを実際にオーダーして気が付いた3つのリクエストを私見たっぷりに書いてみた】
田端信太郎氏はウルトラマラソンランナー
今回ブランド人になれ!を読んで感じた私なりのキーワードは【走り続ける】であった。
そして関連語句として浮かんだのが、【マラソン】。
サラリーマン人生は、しばしば【フルマラソン】に例えられることがある。
新卒で入社して、定年まで勤め上げるその数十年間を、フルマラソンの42.195㎞になぞらえて以下のようなアドバイスや処世術がしばしば聞かれる。
・いきなり飛ばさず、ペースを考えろ
・時には休むことも必要だ
・先は長い。急ぎすぎるな。
・どんなに遅くても、棄権しなければやがてゴールに辿り着く
確かにこれらのアドバイスや処世術はサラリーマン人生のみならず、人生そのものに通じる貴重な格言だと思う。
実際私もフルマラソンを5〜6回完走した経験を持つが、これらのアドバイスは走った経験がある人間はとても腑に落ちる。
タイムを競うアスリートは別にして、完走目的の市民ランナーはまさに上に書いたアドバイス通りに走った方が完走できる確率は上がるだろう。
だが、田端信太郎氏は違う。
全然違うのである。
うどんとそばぐらい違う。
そもそも、普通のサラリーマンの人が走る距離が42.195㎞ならば、田端信太郎氏が完走しようとしている距離は100㎞なのである。
そう、フルマラソンの2倍以上、【100㎞ウルトラマラソン】てやつである。
一般的なサラリーマンは、就活して大学卒業するまで、いわゆる走る練習をほとんどしないでそのまま就職する。
レースが始まった後に、走り方、靴、栄養補給、ペース配分を覚えていく。
そんな感じだったら、42.195㎞を完走するのが精一杯である。
中には「なんで走らなきゃいけねーんだ!俺はもともとサッカーがしたかったんだ!」とドロップアウトして会社を辞めたり、起業したり、はたまた廃人になってしまう人もいる。
田端信太郎氏が見ている景色は、スタートの時点から100㎞をゴールに設定している。
42.195㎞なんて中間地点にも達していない。
その先、その向こう側をどうやって走り抜けるかを考えて生きている。
本作によれば、学生の時からWEB制作の仕事で自身で毎月4〜50万円を稼いでおり、就職も必要なかったと本人は語っている。
いわば、社会人になってから走る準備をする人間とは準備段階で備品も筋肉もメンタルも戦術も違っていたのだ。
スタートの時点から飛び抜けていた田端信太郎氏が、【プロ野球選手より稼ぐプロサラリーマン、通称ブランド人】になっているのは至極当然のことなのかもしれない。
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立ち止まらず、走り続けろ!
本作を読み進めていくうちに、田端信太郎氏の経歴やその場その場での特異な経験などのエピソードが出てくる。
私も好きなホリエモンこと堀江貴文氏が東京地検特捜部に捕まった時に、田端信太郎氏も同じライブドア社に在籍していた。
ある日逮捕も秒読みという時にトイレで鉢合わせになった時、ホリエモンから「俺をネタにして、どんどんPV(ページビュー)を稼げ!」と言われたらしい。
このエピソードは非常に印象的だった。
田端氏が提唱する【ブランド人】になるには、どんな障害や障壁があってもとにかく止まらないことが必須なのだと思う。
転職や会社が傾いた時も、普通の人ならば足を止めて今後のレースをどのように走るか、またはここで棄権するかを考えてしまうだろう。
だが、田端氏はその逆で、「この出来事を燃料に変えて、どうすればもっと早く走れるようになるのか?どうすればもっと長い距離を走れるのか?」と考える。
実際、自身が手がけるLINEのプロモーションが軌道に乗り始めた時点で、田端氏は次なる道を模索した。(その時にアプローチされたZOZOの前澤友作社長と一緒に働くことになるのだが)
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安定を望まず、もっと面白いこと、もっと自分が熱くなれる場所を探して走り続ける。決して止まることはない。これがブランド人、田端信太郎氏なのである。
ブランド人になるかどうかの資質や覚悟は置いておいたとしても、自分の人生をより熱いものにするには、やはり立ち止まる回数は減らした方が良さそうだ。
熟考したい時も、止まらず歩きながら考える。答えた見え始めたら、また走り出す。
その強靭な脚力が、その人が熱くなるステージまで体を運んでくれるだろう。
これからのビジネスマンがブランド人になるには
さて、かといって新卒の何もわからない若者がいきなり田端氏のような行動をなぞっても、周囲からヒンシュクを買うだけだろう。
先にも書いたように、田端信太郎氏は【走る前の準備】がしっかりしていたからこそ、社会人になっても我が道をいくことが出来ている。
加えて、そんな田端氏もがむしゃらに2年間はしっかり社畜をしている。
何の準備や後ろ盾もなく、歯を食いしばって自分のサラリーマン人生のベースとなる知識や経験を構築する時期もないまま【ブランド人】になるのは難しい。
では、これからブランド人を目指す若者はどうすればいいのか?私なりの回答は以下の通り。
・ツイッターのようなSNSでフォロワーを増やす
・本業以外で収入を得る
・他社からヘッドハンティングされる人材になる
・自分が何者であるかがわかるプラットフォームを作る(ブログなど)
この4つを今この瞬間から始めるのがいいだろう。
この4つを実現すると、どんな人間になれるのか?それは、
【会社の肩書き以外で、一人の商売人・経営者としてビジネスを実践する人間】
になれるのだ。
本作にも度々出てくるように、今までの価値観のサラリーマンは生き残っていけない。
明日会社を放り出されたら途方に暮れてしまうような会社奴隷人間は、これからの時代は不要になってくる。
上記4つを日々意識しながら生活する。そしてどんな時でも、どんな場所でも、どんな人間関係でも主体的に自分の人生や仕事を展開できる人間になる。
そういった人間こそが、本作で言うところの【ブランド人】であり、これからのビジネスの社会で必要とされる人材なのではないかと思った次第である。
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まとめ
今回田端信太郎氏の本を読んで思ったこと。それは、
「俺は田端信太郎にはなれないし、なろうとも思わない」
ということだった。
とてもじゃないけど、今から100㎞走れるトレーニングをしろと言われても無理。
当たり前といえば当たり前だ。他人は他人。自分は自分なのだ。
でも、ゴールまでの残りの距離のタイムの縮め方や、45㎞、50㎞まで距離を伸ばす方法や走り方、トレーニングならば今からでもできるかもしれない。
身の丈にあったゴール設定をして、それぞれの完走スタイルを模索しながら走る人生も悪くない。
だが、昨今の悩んでいる人たちは、すでに成功している人や影響力のあるインフルエンサーそのものになろうとしているような気がする。
彼らの走り方や彼らの走る距離を真似ても、これから追いつくことは難しいかもしれない。
もちろん、今回の【ブランド人になれ!】を読んで、参考になった点、これからチャレンジしようと思う点、そして自分には真似できない点を勉強することができた。
田端信太郎氏を目指すのではなく、彼をロールモデルにして、いつの日か田端氏と対等に話ができる立場になって、
「【ブランド人になれ!】を読んでここまで頑張れました。よければ少しだけ一緒に走ってもらえますか?」
と言える人間になる方が、田端氏本人も嬉しいのではないかと思う。
決して走りを止めない。
棄権したくともグッと堪える。止まらなければいつかゴールにたどり着く。
この本を読んで、自分の人生の走り方と走る距離を見直すきっかけになればいいと思う。
おわり
ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言 はこちらから
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